シマノ鈴鹿ロード

中学受験を控えた小学校6年生ともなれば、夏休みは塾三昧である。マッタクもって遊ぶ暇を与えないこの受験地獄を見ていると、こんな小学校時代を過ごさせていいのだろうか?という親の勝手な思惑とは関係なく、それなりに遊びに没頭する子供を見ていると、まぁいいかなという気になる。

台風15号接近の沖縄本島から一路中部空港へ。高速道路で味噌カツなどトライしつつ鈴鹿へ急ぐ。

生まれて初めての観覧車もメイク。北谷にあるのに乗ってなかったのかよ〜〜〜


レーシングシアターはお気に入りの様子でかなり楽しんでいた。

7月25日 朝早くから親父にたたき起こされ、朝一から鈴鹿サーキットを試走。だいたいがモータースポーツへの興味もないので、サーキットを走れるという感動がすくない。それなりに把握して一周で終了。親父のレースを二つ立て続けに見せられ、さらに規模のでかさに少々圧倒された様子である。

しかし、なまじ練習もしないで沖縄ではいいとこいけたりするので、どこか勝てるかもしれないという自分へのプレッシャーがある様子だ。まぁ出ればわかることだし、推移を見守る。


ん〜〜〜鈴鹿って感じだ!


このクラスもどんだけ出場するのよって感じである。
ロードレーサー率は9割近いかな


子供なりに緊張感MAX

スタートは大人よりもダッシュが激しいかもしれない。ビンディングに手間取ればあっという間に100mの差ができる。悪くないスタートだったが前方の素早いダッシュに後れをとり、追いかけるも届かない感じに見えた。

小学生といえど6年生で練習を積んでいる子供たちはきっちり集団を作っていた。子供とは思えないゴールスプリントを見せてもらった。我が家のJrはというと・・・


疲労困憊。集団にはかすりもせず独走でゴール。

26位/82人実走中なので悪くはないが、やはり全国レベルとの差が歴然としている。平均時速31.58km/h。トップから遅れること1分25秒78.トップの平均時速が36.19km/hと考えると、圧倒的な差だとわかる。練習もせんとこの成績なので、まぁ考えようによっては上出来とも言えるのだが、本人としてはわずかでも勝つ気があったはずなので、わからされた感が絶大なのである。

全力を出したのとわからされた感で食欲もわかない様子だったが、親は腹が減るので、激混みのレストランに入る。クーラーが効いていて快適である。しばらくぐったりしていたが親のカレーをちょこちょこつまみ食いしてなんとか復活。

ホテルでシャワーして着替えて気分転換、遊園地へ。そこでまず、コチラレーシングカートに乗ってみる。講習を含め30分ほどのコースだが、最高速が25km/h程度に抑えられている以外は本格的である。それでも23秒を切ることはできず凡庸なタイムで終了。アドバンスに上げたいと思うほど興味はひかない様子である。

そして、人生初のジェットコースター。なぜ小学6年まで乗ったことなかったのか・・・・。我が家は遊園地行かないしなぁ・・・沖縄じゃぁ・・・・ディズニーとかにも興味示さないし・・・。言い訳は色々だが、とにかくここで初のジェットコースター。規模は小さいが親からすると十分に消化器の具合が悪くなる乗り物だった。本人が楽しそうだからよし!!

夕方も遊園地の乗り物から花火のフィナーレを見て満足そうだったし、よかったんじゃないかな。ただ、塾の宿題は進んでない。重たい十字架は背負ったままだが・・・

7月26日 十分な睡眠と宿題消化のために、朝一レースは親のみ参加。8時半頃からノロノロと起きて用意する。

昨日自らの立つ位置がわかったので、今日はあまり気負いがない。楽しんで来いと言いつつ、昨日以上を目指してみろともいう。


昨日よりは余裕の表情


一斉にスタート
この時点でかなり差がある。
やっと踏み始めだが、トップはもうかなりスピードが乗っている。

この展開は親のレースでも同じことが言える。というか、Jrの方がはるかに上出来だ。この差が体力を消耗させてしまうのだ。

しかし、二日目の今日は昨日よりも出来がいい。


こういう展開になってしまう

頑張ってこいよ〜〜と、見送りだす。当たり前だが、レースは本人が頑張るしかないのである。


そして、ゴール!!

25位/70人実走中 平均時速30.44km/h。昨日より一つ順位が上がった。ちょっと笑える結果であった。ちなみにトップは平均時速35.88km/hであり、遅れること1分44秒03であった。いろいろレース展開があるのだろうが、まぁだいたい実力的にはこの辺りなのだろう。

昨日ほどの憔悴感疲労感はなく、楽しめた感じである。結果はともかくこの大舞台を走れたことはきっと役に立つと思う。

小学校最後の夏休み家族旅行としては、まぁいいんじゃないでしょうか。塾にあり得ないほど追われる受験生はこれからさらに追い込みに入る予定である。

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