2015年新春ロードレース

2015年2月8日 5時ごろからなんとなく目が覚める。昨晩のハイボールのせいかやたらとのどが渇く。久々のレースで緊張しているのか・・・

2014年2月に自分で事業を起こした。はっきり言って一生のうちでこんなに働いたことはないくらい働いている。しかし、世の中そううまくはいかないもので、明日の生活の保障もなくただひたすら働き続けている。時々自転車にも乗るが、やはり練習と呼べるほどの追い込みは出来ていない。

体重も90kgを余裕で超え、ストレス解消に飲酒したりしている。とてもアスリートとは呼べない対極で生きている状態だ。最近はあまりのデブさに嫌気がさし、低糖質ダイエットを始めてみた。2週間ほど可能な限り糖質を抜いたら、体重が88kg台に減ってきた。

そういう状況での新春ロードレースなのである。キッズにエントリーに行く時は「枯れ木も山の賑わい」と言い訳しつつ、エントリーすれば少しは練習するかもしれないと、ちょっとだけ自分を追い込んだのである。しかし、日々仕事でガッツリやられ、夕方には性も根も尽き果てるので、たまにわずかにローラー回す程度で終わってしまうのだった。

6時過ぎて夜も明けた頃、自動車が通る音で路面がぬれているのがわかった。窓を開けると降ってはないが思い切りウェット路面である。ここでまず萎える。DNSを考えるが、後悔しそうだからいちおう参加の方向で。

2週間ほぼ糖質なしで過ごしたが、今朝は解禁ということで永谷園のお茶漬け。コンビニでお水を買って会場で下ろしてもらう。北風が強く体感温度はかなり低い。すでに揃っている皆さんも暖かそうな格好でアップしている。僕は残念ながら奄美ジャージしか持ってないから半袖半パンだ。

少しアップするもタイヤが巻き上げる水で、ケツが冷たい。早々にやる気がない。

スタートラインにつくも最後尾。なんといっても落車が怖いのだ。けがをしたくない気持ちがこんなに強くなるなんて、自営業になるだけでずいぶん変わるものだと我ながら感心する。

スタート直後から最後尾付近、クリテリウムだから当たり前だが、後方はカーブの度にきついのだ。1週目から遅れ気味、それでもコーナーごとに踏みなおしていたが、4週目くらいでチャンピオン先頭にものすごい勢いで抜かれて完全に心が折れた。そのままだらだらこいでスタート地点に戻り、DNF宣言。

あっという間のレースだった。参加したといえないレベルである。言い訳はいろいろあるが、これが実力。

これで少しは悔しがればいいのだが・・・・

BACK