1月16日 娘はセンター試験二日目。頑張ってくれよと願いつつお父さんは160kmを走ることで応援することにした。多少手前勝手な言い訳ではあるが、当日の極寒の気温と強風と雨を考えればなかなかの試練と思われた。暖かい沖縄を想像して内地からエントリーした人達には、詐欺的天候と言えるだろう。それでも大会側は運営するらしく、あり得ない寒さの中での7時スタートとなった。

スタート直後は集団も多く、脚の合いそうな集団に付けてどんどん抜いていく。風は強いがドラフティングで体力温存して進む。北西の風なので古宇利島までは向かい風基調である。伊豆見あたりのプチ山岳地帯は風も強くなく快適に進む。しかし、古宇利島に架かる橋は向かい風が強く、ハンドルを取られそうになりながら進んだ。転ぶ人がいてもおかしくない状況である。

古宇利島ではキッズの大城さんと遭遇。エイドで栄養付けて追い風に乗って今度は南下する。ここからははにおと近い距離で走る。ツールの50kmコースとかぶるところも多く少し思い出しながら走ってみた。追い風なので高速トレインも可能なのだが、長丁場と考え押さえ気味に走る。

許田から東海岸へ抜ける上りで、はにおアタック!!あまりにも速すぎて誰も追随できず、たらたらと登っていく。はにおも一人で逃げる気はないらしく下りで捕まえた。東海岸に出てしばらくするとアップダウンが始まる。この上りでまたチギられる。懸命にこいでほぼ中間地点の金武町のネイチャーみらい館に到着。昼食としてタコライスが出ていたが、あまりの寒さにさっさと食べてすぐに走り出す。はにおは仲間達と走るということで、ここからは単独走。

このあたりだとまでくると自転車もまばらで前後ともライダーが見えないことも多くなる。石川の煙突や海中道路は遠くに見えてなかなか近づけない。ケツもそろそろやばくなってきている。下りはケツを上げて温存しながら走る。時折日もさすが雨が多くあちこちで虹が見えた。

そして海中道路。北よりの風でかなり振られるので慎重に走る。エイドではエイサーもやってくれているが見る余裕がないほど寒い。少し補給して走り出す。浜比嘉島では追い風の上りと向かい風の下りが22km/hと同じ速度だった。恐るべし・・・・。

いよいよ勝連半島を西に向けて最後の島横断。ケツの痛みもかなりヤバイが根性で走る。石川のかねひでのところで応援部隊とミートし力をもらって西進する。ふたたび強い向かい風の西海岸に戻り、距離の短いコースに出ている選手達を次々とパスしてゴール!!

なんと166km走るのに8時間かかっていた。こんなんで大丈夫かトライアスロン。不安を抱えた長距離走だったが、どM体質気分で楽しめた。
娘のセンター試験が来年もあるなら、またエントリーするかも・・・

BACK