12月6日 午前6時起床。天候は晴れ。東横イン旭橋の朝食会場はランナーで溢れかえっていた。最後のカーボローディングを終わらせ、気持ちよくウンコを出す。用意を整え7時50分に会場に向かう。道はすでにランナーだらけだ。会場も人・人・人・・・スゴイ。

3万人を超えるランナーが出る大会は初めてだ。と言っても、フルマラソン2回目だけど。とにかく人の多さに圧倒される。スタート地点への誘導が始まっても22000番台のcharlieあたりは全く動かない。スタートの号砲がなっても動かない。ノロノロと動きだしスタートラインを超えるのに27分近くかかってしまった。なんという大会だ!!走り出しても人が多すぎて抜くのに一苦労、しかもそれがずっと続くので小さなイライラがどんどん積み重なって爆発しそうになる。

最初からノロノロ走る人も多いので、このペースだと完走できそうにないと焦ってくるのだ。多少の無理は覚悟でどんどん抜いていく。それでも最初の5kmを7分ペースで抜けていく。いつかは人がばらけるのかと思っていたら、どこまで行っても全く人だらけ。しかも道が狭くなったりして、ペースを乱されて、次第にペースが落ちていく。人で道が詰まって前に進めないのだ。

途中で自衛隊だか警察だかわからない集団が、かけ声をあわせて走って来るので見ていたら、みんなよけている。これはこの後ろについたら楽なんじゃないかと思ってしばらく金魚の糞みたいについてみた。意外と速いペースなのでこれもペースを乱す原因となってしまった。

具志頭への坂はダラダラと意外にきつく、16kmあたりで結構疲れに気づき、後半への力が不足していることが判明した。しかも脚のあちこちが痛み出している。ここからは完走狙いに変更して温存作戦で走る。20km通過がスタート地点から2時間27分なので、決して悪くはないのだが・・・

中間地点で3時間を超えるくらいの速度なのでゆっくりはしてられない。ひたすら痛みに耐えつつ歩幅を小さくして走る。普段芝でしか走っていないのでアスファルトでの振動に膝や足底が悲鳴をあげている。

糸満TSUTAYAでの私設エイドで、やっとまともな飲み物と漢方を注入した。阿波根交差点をクリアし、ビリーズエイドで再度コーラをいただく。ここからはひたすら耐えるだけである。仲地あたりまではなんとか走れたが、その後はジャスコまで早歩きしたりちょっと走ったり10分/km弱で進んでいく。

上りが終わり、最後のジャスコからは気合いで走る。6時間を切るためだ。この辺の応援の人混みは圧倒的だ。奥武山公園内に入ってからは、さらに高校生とのハイタッチがやばい。泣く予定は全くなかったのに、不覚にもまた涙腺をゆるめてしまい、道の真ん中に寄って深々と帽子をかぶりなおし2度目の嗚咽をかみ殺して全力で走った。トラックに入ったのが5時間56分くらいだったので余裕がなくほぼ全力で走りきり、5時間58分09秒というサブ6を成し遂げた。

NAHAマラソン恐るべし。予定外にボロボロになってしまった。また、実力を思い知らされる大会になってしまった。今後の精進に期待したい。

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