第9回 あやはし海中ロードレース大会


奄美ー沖縄を結ぶRAC便から見る海中道路

4月5日 もろもろの事情により7時半に宜野湾を出発。中城の一般道を通ってうるまへ向かう。ところが、勝連城趾あたりから渋滞していて、意外に時間がかかってしまった。現地でも渋滞で駐車スペースがなかなかないため、危うくスタートに遅れそうだったが、最後は路駐OKということで間に合った。

スタート10分前に並んだが、すでにかなり後方になってしまった。まぁ娘とののんびりレースなので、気にはならないが、意外にも参加人数は相当な数のようだった。

9時の号砲と共に先頭が勢いよく飛び出していく。僕たちがスタート地点を出たのは2分後くらいだった。周りのペースに引きずられ、ちょっと速めのレース展開となる。海中道路にさしかかった時には、途中の橋までの中央分離帯より南側は人で埋め尽くされており、圧巻だった。

人数が多い割に道は2車線なので、最初の方の給水所は並ぶ始末である。弱い追い風のために、体感的には無風であり高い湿度と相まって、熱中症が危惧された。とにかく、とにかくガンガン給水しながら走る。しかし、水と塩水だけしか見かけなかったなぁ・・・。

少し速いかと思ったが7分/kmでキープする。なんとか娘もついてくる。がんばれ!!高校生!!

しかし、9kmの折り返し後、娘のペースが一気に落ちる。後から聞くと「心が折れた」らしい。10kmを1時間14分くらいで過ぎた。向かい風となり体感的にずいぶん楽になる。時折にわか雨も降り出した。まぁまぁのペースだし、このまま行けると思い、ややペースを上げる。しかし、これがいけなかったようだ。

浜比嘉の橋にかかったあたりから、持病とも言える右膝裏痛が始まりだした。極力ふくらはぎを使わない走りを心がけるが、今度は右足底痛が始まった。これは初めてである。結局、橋を往復した頃にはこの二つの痛みが増大してしまい、走るのが耐えられなくなってきてしまった。右膝外則のいわゆるランナー膝は痛くても我慢できるのだが、膝裏と足底はどうしても無理だった。


この橋往復がレースの山場である

次第に歩く時間が長くなり、どんどんペースは落ちていく。最低でも時間内ゴールは死守したい思いで、なんとか粘る。

最後のゴール前はダッシュしたが、結局、2時間40分03秒(男子1490位/完走者1743人)というタイムでフィニッシュ。前回のヨロンマラソンよりも13分短縮しているから、まぁいいだろうと思い直すことにする。意外にも死にかけていた娘は2時間53分という制限時間3分遅れで帰ってきた。正式には2時間53分42秒(女子398位)。制限時間といっても、次のレースのスタートまではきちんとゴールが通れるので、記録は残り完走証ももらえたのだった。やるな〜〜高校生!

がんばれよ〜〜〜

ところで、僕らがゴールする前に誰かがゴール前で倒れて心肺蘇生を受けていたらしい。マラソンって死ねるスポーツだということを認識しないといけませんね。気をつけましょう!!


親子で完走
おきなわマラソンのプチリベンジってことで・・・

足底痛は限界に来ており、もはや歩くことさえ苦痛となっていた。ゆっくりと会場を後にする。せっかくだから浜比嘉に向かって、

揚げたて天ぷらをたんまり頂いた。久々に美味しかった〜〜沖縄てんぷら。その後は浜比嘉リゾートホテルの展望風呂でのんびり過ごし、疲れを癒したのだった。これで、今シーズンのマラソンの予定は一応終了である。課題が山積みなので夏場に少しでも解決したいと思い沖縄を後にした。

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